このサイトについて:中田が考える「本当に良い家」とは…
はじめまして。当サイト『e-お家.net』を運営しております、中田@家づくりナビゲーター(48歳)です。
家づくりは、人生最大の買い物と言われます。しかし、その「最大」というプレッシャーの中で、私たちはあまりに多くの情報に翻弄され、時に本質を見失ってしまいます。私は、土木施工管理技士としての建設現場を経験した実績、そしてインテリアコーディネーターとしての経験があります。
このサイトを作ったのは、「外断熱工法でのシロアリ被害による、人生2度の家建て直し」という、壮絶なまでの失敗経験です。
私が身をもって体験し、多額の授業料を払って辿り着いた「本当に良い家」とは何なのか。このサイトを通じてお伝えしたいと思います。
「見た目」や「流行」の裏に潜む、実績という名の「安心感」
私が1軒目の家を建てた際、選んだのは当時注目されていた「外断熱工法」でした。冬は暖かく、夏は涼しい。魔法瓶のような家になるという理論に魅了され、それが最高だと信じて疑いませんでした。しかし、数年後に私を待っていたのは、断熱材の隙間を潜り抜け、家の骨組みを食い荒らしたシロアリの群れでした。
この経験から私が学んだ「本当に良い家」の第一条件は、「最先端の技術で建てられた住宅だけではなく実績ある工法やハウスメーカーにも目を向ける」です。
どんなに最新の工法であっても、それが日本の多湿な気候に適しているか、そして何十年後かに点検や修繕が容易にできるか、アフターサービス体制は万全か。ここを疎かにすると、夢のマイホームは一転して負債へと変わります。むしろ、家は建ててからのアフターフォローがとても重要な要素です。
私の経験上、良い家とは「完成した瞬間がピーク」の家ではありません。30年後、50年後、住み続けるものです。私は、自身の失敗を糧に、特定のメーカーや工法に躍らせれるのではなく、リスクを正しく理解し、対策がなされているかを厳しくチェックする重要性を発信していきます。
「高気密・高断熱」という選択肢以外にも…
2度目の家づくりで、私は「桧家住宅」を選びました。そこで実感しているのは、高気密・高断熱がもたらすのは単なる「節約」ではなく、「家族の健康と、快適な毎日」ということにこだわりました。
しかし5年ほど住んで、「果たして高気密・高断熱は正解だったのか?」と思うことがあります。日本には四季があります。春の爽やかな空気を窓一杯あけて取り入れ、冬には冬の寒さから四季を感じるという生活もアリかなとも思います。また、トータルとしての電気代の高さも負担にならないとは言えません。
ただ、老後を考えた場合、各部屋ごとの温度差によるヒートショックが心配ですよね、冬場のヒートショックによる高齢者の死者数は、交通事故を上回るというのはご存知の通りです。
また、高気密高断熱住宅で、家族の中に極端な暑がりや寒がりが居た場合、とても厄介なことになります。特に冬場のエアコンの温度設定が居室ごとに変更できないため、大抵は暑がりが寒がりの家族に合わせる必要があるからです。このように高気密・高断熱住宅は手放しで最高ということでもないと感じています。
最近では、高気密高断熱は当たり前で、数値(Ua値やC値)だけを追い求めるのにあまり意味を感じなくなりました。また、人によっては、窓を開け放って自然な風を部屋に取り入れたいという人も多いでしょう。ここは、あくまでもこれから家を建てる人の考え方次第です。
ですので、このようなことを踏まえ、このサイトでは、高気密・高断熱にとらわれず、デザイン重視、地震に強い家、間取りの自由が利く家など各ハウスメーカーのメリット・デメリットやさまざまな住宅の良さを公平な立場で紹介していきます。
インテリアコーディネーターから見た間取りとインテリアの調和
構造や断熱が「家の身体」だとしたら、インテリアは「家の心」です。 私はインテリアショップに在籍し、日々多くのお客様の住まいづくりをサポートしています。そこで感じるのは、ハード(建物)とソフト(家具・内装)が分断されてしまっているもどかしさです。
最近では、ヘーベルハウスや一条工務店などインテリアを最初から考えた間取りやプランを提案してくれるハウスメーカーも増えました。これは、最終的にとても重要なことだと個人的には思っています。
「本当に良い家」とは、建物とインテリアが調和している家です。 どれほど断熱性能が高くても、照明の配置が悪ければリラックスできません。どれほど頑丈な家でも、動線に合わない家具が置かれていれば、日々の家事はストレスになります。
私はインテリアコーディネーターとして、以下の3点を重視しています。
- スタイルやデザイン:ナチュラルモダン、アーバンモダン、インダストリアル、シックなどの統一感のある調和。
- 素材感の統一:本物の木の質感や、手触りの良いファブリックがもたらす幸福感。
- 変化に対応する可変性:子供の成長や老後に合わせ、柔軟に変えられる空間。
建物のスペックを語るサイトは数あれど、それと「上質なインテリア」をセットで語れる場所は多くありません。いくら気に入ったソファがあっても、間取り的に入らないということもたくさんあります。また、実際に住んでみて、あぁこうしておけばよかったという声も数多く聞いてきています。このように、私はインテリアのプロという立場から家具から見た間取りについても紹介します。
最後に:あなたへ贈る約束
「家を建てる」という行為は、多くの人にとって一生に一度のこと。それは、家族の未来をどこに預けるかを決める、とても重大な決断です。
私の経験、知識、そして情熱のすべてを注ぎ込んで、このサイトを運営していきます。
- 工法に迷っている方には、知っておきたいリスクとリターンを包み隠さず紹介します。
- デザインで悩んでいる方には、建具や設計の自由な住宅メーカーを特定にメーカーにこだわらずに紹介します。
- 地震に強い家を探している方には、押さえておきたい構造上のポイントを専門家の立場から解説します。
あなたにとって「快適で、心地よく、楽しい日常」。それを一人でも多くの方に届けること。それが、大きな失敗を経験した私にできる、世の中への恩返しだと思っています。
あなたの家づくりが、後悔のない、最高の物語になることを心から願っています。
